独立行政法人 日本芸術文化振興会

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歌舞伎公演ニュース

2017年12月8日

12月歌舞伎公演
『今様三番三』『隅田春妓女容性 ―御存梅の由兵衛―』
好評上演中!

 26日(火)まで上演中の12月歌舞伎公演、お客様にご好評いただいております。
 本年の掉尾を飾る公演は、古風で華やかな長唄舞踊『今様三番三(いまようさんばそう)』と江戸の?客・梅の由兵衛の活躍と苦衷を描いた名作『隅田春妓女容性(すだのはるげいしゃかたぎ)―御存梅の由兵衛(ごぞんじうめのよしべえ)― 』の上演です。
 『今様三番三』は、三番叟を女方の舞踊に仕立てて〈布晒し〉の振りを組み合わせた作品で、高い格調と躍動感を併せ持っています。父・四代目中村雀右衛門も手がけた二の宮実ハ如月姫に、当代雀右衛門が扮して華麗に踊ります。
 『隅田春妓女容性』は、大正から昭和にかけて初代中村吉右衛門が名演を残した作品で、今回は、初代吉右衛門が磨き上げた台本を、原作も踏まえて〈通し狂言〉として新たに補綴し、当代吉右衛門が由兵衛に挑んでいます。

◆◆◆

◎『今様三番三』 ◎『隅田春妓女容性』はここをクリック


『今様三番三』
『今様三番三』

 箱根権現で源頼朝が奉納した源氏の白旗が紛失し、源氏の武者・佐々木小太郎行氏(中村歌昇)と結城三郎貞光(中村種之助)が周辺を詮議しています。そこに、曽我二の宮(中村雀右衛門)という女が現れ、三番叟を踊り始めます。烏帽子に素襖の姿で踊る三番叟の舞、そして、振袖姿での艶やかな踊りへと続きます。
 白旗を落として、二人の武者に問い詰められた二の宮は、平忠度の息女・如月姫であると正体を明かし、白旗を晒しに見立てて華麗に振り、捕らえようとする軍兵たちを押し返します。躍動感に溢れ、凛々しくも気品のある姿を見せます。


◎『隅田春妓女容性―御存梅の由兵衛―』

 かつて下総千葉家の重臣に仕えていた梅の由兵衛(中村吉右衛門)は、今は江戸の?客となっています。

序幕 柳島妙見堂の場
序幕 柳島妙見堂の場

 序幕「柳島妙見堂」では、参詣客で賑わう妙見堂を舞台に、金谷金五郎(中村錦之助)と駆け落ちして芸者となっている由兵衛の旧主の娘・小三(中村雀右衛門)の身の上や、お家の重宝の紛失などの物語の背景が、由兵衛と信楽勘十郎(中村東蔵)の会話など多彩な登場人物のやり取りの中で描かれます。


序幕 柳島橋本座敷の場


序幕 柳島橋本座敷の場

 続く「橋本座敷」では、小三の身請け話と重宝の詮議が進展します。源兵衛堀の源兵衛(中村歌六)、土手のどび六(中村又五郎)や曽根伴五郎(大谷桂三)ら悪人一味の企みを見抜いた由兵衛が、紫の錣頭巾を取り、尻からげの勇ましい姿になって啖呵を切る姿は、目にも鮮やかで痛快です。どび六と医者・三里久庵(中村吉之丞)がおかしみたっぷりな小悪党ぶりを発揮します。

二幕目 蔵前米屋店先の場
二幕目 蔵前米屋店先の場

 由兵衛の女房・小梅(尾上菊之助)は、米屋で丁稚奉公をしている弟の長吉(尾上菊之助)に身請けの金の工面を頼みました。二幕目「米屋店先」では、その金の工面を巡って、長吉の奉公先の米屋佐治兵衛(嵐橘三郎)の娘・お君(中村米吉)や、米屋の居候の長五郎(中村歌昇)が絡んで騒動が起きます。悪事が露顕しそうになり狼狽する長五郎の姿が笑いを誘います。
 続く「米屋塀外」では早替りによる小梅と長吉のやり取りが見どころです。


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