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片岡仁左衛門が10月歌舞伎公演『通し狂言 霊験亀山鉾 ―亀山の仇討―』の取材会で意気込みを語りました。

 

 

   

 8月29日(火)、10月歌舞伎公演『通し狂言 霊験亀山鉾(れいげんかめやまほこ)―亀山の仇討―』の取材会を行いました。

 『霊験亀山鉾』は、四世鶴屋南北による仇討物の傑作です。平成14年(2002)10月国立劇場で70年ぶりの復活となる「丹波屋」「安倍川」「中島村」を中心にした場面構成で上演して絶賛され、その7年後には大阪でも再演されました。今回は、東京で15年ぶりとなる待望の上演です! 仇討の出立から成就までの展開をよりスピーディーにするなど、台本や演出をさらに練り上げます。昨年に開場50周年を迎えた国立劇場の“これからの50年”の第一歩を飾るにふさわしい、充実した舞台をお楽しみいただきます。

 公演に先立ち、藤田水右衛門、古手屋八郎兵衛実ハ隠亡の八郎兵衛の二役を勤める片岡仁左衛門が、舞台にかける意気込みを語りました。

     

 

  

片岡仁左衛門
(藤田水右衛門/古手屋八郎兵衛実ハ隠亡の八郎兵衛) 

 

 15年ぶりに東京で上演させていただくことになりました。8年前(平成21年1月)には大阪松竹座でも上演しましたが、初役で勤めた国立劇場でこの大好きな作品を再演できるのは、本当に嬉しいです。

 

 このお芝居はそう度々上演できませんし、水右衛門と八郎兵衛はある程度体力を保っていないとできないお役ですから、もしかしたら「今回が最後かな……?」と思っています。でも、最後と言ってしまうと、もう一生できないと思われるので、「かな……?」です(笑)。

 

  自分を追い込むわけではありませんが、今は大きなお役をやらせていただくと、「これが最後になるかも」という気持ちで挑むことが増えてきました。ぜひ、今のうちにできるだけ多くの方に自分のお芝居を観ていただきたいと思っています。

 

 この作品は、“色気”と“冷酷さ”、“華やかさ”と“暗さ”、“陽”と“陰”がうまく入り混じって構成されています。悪人が活躍する残酷なお話ではありますが、お客様には残酷と感じさせずに「ああ、綺麗だな、楽しいな」と思っていただけるような雰囲気を出したいです。そして、“退廃的な美”と言うか、昔の“錦絵”を見ているような色彩感覚や芝居の色を楽しんでいただければ、何よりです。 

 

 水右衛門と八郎兵衛の演じ分けについては、特別に考えなくても自然と身体が動きます。水右衛門は浪人で、かなりの悪。役の身分や性格を頭に入れて演じていると、勝手に身体も動いていきますし、セリフ回しも自然なリズムになり、気持ちが乗っていきます。八郎兵衛は、最初はちょっと間の抜けた小悪党、それがお芝居が進むにつれ、本性を顕していきます。15年前の初役の時は、八郎兵衛を描いた錦絵をヒントに、役を創っていきました。

 

 15年前の時には、稽古直前の打合せで急遽、「中島村焼場」の舞台で本雨を降らせることにしたんです。色々あって初日に間に合うか心配しましたが、一つの見せ場として効果があったと思います。今回も降らせます。  

 

 このお芝居は娯楽性に富んでいて、あまり深く考えずに各場面を楽しんでいただけるので、初めてご覧になる方にもおすすめです。

 

◆◆◆

 

 

 東西の舞台で絶賛された仁左衛門の水右衛門と八郎兵衛が、国立劇場に帰って来て、さらなる大輪の〈悪の華〉を咲かせます。どうぞお見逃しなく!

10月歌舞伎公演は、3日(火)から27日(金)まで
12時30分開演 但し、13(金)・20(金)は午後4時開演 
チケットは9月6日(水)午前10時予約開始!
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