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歌舞伎公演ニュース

2017年10月05日

10月歌舞伎『通し狂言 霊験亀山鉾』好評上演中!

 3日(火)、10月歌舞伎公演の幕が開きました。
 『霊験亀山鉾』は、元禄14年(1701)に起きた「亀山の仇討」を題材にした四世鶴屋南北の仇討物の傑作です。仇討ちに来た人々を卑怯な手段で次々と返り討ちにする主人公・藤田水右衛門が〈悪の華〉として魅力的に描かれています。国立劇場では、平成14年に70年ぶりの復活となる「丹波屋」「安倍川」「中島村」を中心にした場面構成で上演し、好評を博しました。平成14年の初役の時や大阪での再演で絶賛された片岡仁左衛門の水右衛門と八郎兵衛をはじめとして、周囲にも好配役を揃えています。

 兄の敵・藤田水右衛門を討つため、水右衛門との決闘の場に立つ石井兵介(中村又五郎)。しかし決闘の検使役・掛塚官兵衛(坂東彌十郎)が水右衛門と通じており、水盃に毒を盛られ、あえなく殺害されます。卑怯な手段で兵介を返り討ちにし、不敵に笑う水右衛門。その冷酷非道ぶりを見せつけます。

序幕 第二場「甲州石和河原仇討の場」
序幕 第二場「甲州石和河原仇討の場」

 二幕目「丹波屋」では、兵介より仇討ちを託された石井源之丞(中村錦之助)、源之丞と深い仲の芸者おつま(中村雀右衛門)が、敵の手がかりを求めて奔走しています。水右衛門に瓜二つの男・八郎兵衛や掛塚官兵衛、丹波屋おりき(上村吉弥)といった水右衛門一味と、源之丞・おつま側との虚々実々の駆け引きが繰り広げられます。

二幕目 第一場「駿州弥勒町丹波屋の場」
二幕目 第一場「駿州弥勒町丹波屋の場」

 続く「安倍川」から、舞台ががらりと変わり、陰惨な場面が続きます。水右衛門一味の罠にはまって惨殺される源之丞。「焼場」ではおつまが八郎兵衛を討ち、そしてそのおつまを水右衛門がむごたらしく刺し殺す、と息つく間もないスピードで物語が進んでいきます。
 本雨や井戸を用いた八郎兵衛とおつまの凄絶な立廻りや、水右衛門が燃え盛る火の中から棺桶を破って突如出現するなどの意表を突く演出の数々。源之丞とおつまの悲劇と、返り討ちにした水右衛門の不敵な笑いが対照的に描かれます。「石井一家の奴ばらも、これで大方」と返り討ちにした人々の数を指折り数える水右衛門の姿は、ぞっとするほどの悪の色気を放っています。

二幕目 第二場「駿州安倍川返り討の場」
二幕目 第二場「駿州安倍川返り討の場」

二幕目 第四場「駿州中島村焼場の場」
二幕目 第四場「駿州中島村焼場の場」

 石井家の遺された人々が描かれる三幕目「明石機屋」。今や敵を討てるのは、源之丞と女房お松(片岡孝太郎)の倅・源次郎のみ。源之丞の実母貞林尼(片岡秀太郎)が、源之丞が返り討ちに遭ったことを告げます。そして、貞林尼の犠牲により、源次郎の病気本復という奇跡が起こります。源之丞の仇討ちに向けて、勇ましく出立する源次郎とお松。再び仇討ちへと立ち上がる石井家が描かれます。

三幕目 「播州明石機屋の場」
三幕目 「播州明石機屋の場」

 大詰「亀山祭敵討」で、お松と源次郎、石井家の下部袖介(中村又五郎)は、亀山藩の執権・大岸頼母(中村歌六)の協力を得て、水右衛門を討つための秘策を仕掛けます。果してその結末は……。

 南北ならではの奇抜な趣向が随所に盛り込まれた『霊験亀山鉾』。意表を突く展開は最後まで飽きさせません。
 大好評上演中です! 面白さ満載の舞台をどうぞお見逃しなく!!



10月歌舞伎公演は、27日(金)まで
12時30分開演 但し、13(金)・20(金)は午後4時開演

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